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JAZZ一人一枚  EARL ANDERZA OUTA SIGHT

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EARL ANDERZA-as JACK WILSON-p ,herpch DONALD DEAN-ds GEORGE MORROW,JIMMY BOND-b
1962.3
PACIFIC JAZZ
SIDE 1
ALL THE THINGS YOU ARE 2.BLUES BAROQUE 3.YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO 4.FREEWAY
SIDE 2
1.OUTA SIGHT 2.WHAT'S NEW 3.GEGIN


 アール・アンダーザ。15・6年前に偶然知った。世に一枚きりアルバムを残しただけの、将来有望だったアルティスト。実はネットオークションで、こういう人を探すのが得意なT氏絶賛という宣伝文句に引っ掛かって、あっけなく入札したらあっけなく落札した。世間はこんな得体の知れないのをおいそれと得ようとはしない。陽の当たる安全牌ばかりを追って、決まり切ったものを聴いて満身しているのは、勿体ないと僕は思う。
 それはこれを聴いたからでもあるのだが、え、なんでこんなの知らないままに世間はなっているの?という驚きだった。
 冒頭人喰ったようにジャック・ウィルソンがハープシコードで迎えてくれる。
 そもそもウエスト・コーストレーベルには縁遠くなっていた筈なのだが、最近聴き返してみると意外な逸品に出逢ってしまう。それがバド・シャンクだったりあれやこれやだったりするのだが、このアンダーザというアルティストが出たレーベルもPCIFIC JAZZ.。
 エリック・ドルフィーと同じ師匠ロイド・リースという人についている。聴いてみるとそこここにドルフィーとの類似点があったりして益々興味が湧く。湧いてもこれ一枚きりなのだから追っかけ様がない。それが哀しいけど逆に愛おしくなって生涯心にとめて聴いてやるぞと言う気になる。

  このアルバム中3曲はアンダーザのオリジナルでテーマ曲のOUTA SIGHTはジャック・ウィルソンの作という生涯一枚に悔いないアルバム作りとなている。
 そのOUTA SIGHTだが、実に「気」の入った渾身のアルトを聴かせる。東ではジャッキー・マクリーンや西ではチャーリー・マリアーノの凄みのきいた時期と重なる勢いがある。それは血の吹き出しそうなWHAT'S NEWにも現れていて、マクリーンが嫌と言うほど残した同曲以上の気概が籠もっているように思った。

 何千枚持っていようが、生涯一枚とは言わぬが、何枚かこれはというものが見つかったら全く悔いがない。後は全て売ろうが捨てようが、と思うことにしている。



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by jamal2 | 2019-01-22 02:10 | JAZZ | Comments(0)

本、ジャズ、映画・落語・プラモデル・・・ディレッタントな日々


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