ああ、これねと思わず言いたくなる聞き憶えのあるリカードボサ・ノバで黄金期のジャズ喫茶を賑わしたアルバムだそうだが、確かに小粋な哀愁のあるテーマでなるほどと思う。モブレーのソロはともかくモーガンの猛烈なけたたましいと言うほどのソロが印象的である。更にメイバーンの興に乗ったピアノも勢いがある。 このリカード・ボサ・ノバと5曲目のI SEE YOUR FACE BEFORE ME以外はモブレーの曲だが、躍動感あるリズムと憶えやすいリフを持ち、リー・モーガンのはち切れたソロがあり、モブレーの独特のややこもった感じのテナーだが、良く歌うソロが印象である。それを、哀愁のリカード・ボサ・ノバにも踏襲させたところが、モブレーの工夫であったのだろう。 リカードばかりが持て囃されるむきもあるが、なかなかどうして他のモブレーのオリジナル曲での実力派の充実した演奏がいい。浮かれ立つような4曲目までと一変してモブレーのしっとりしたテナーが聴けるI SEE YOUR BEFORE MEが良い。モーガンのミュートも効果的だ。
by jamal2
| 2021-07-10 05:31
| BLUE NOTE
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