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「我が青春のラジオ・デイズ」第八回



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さてさて、いよいよT,REXであります。
そもそも「グラムロック」ってなんだという話だが、1グラム、2グラムのグラムか?それならポンドロックもありでは?
違う違う。そんな量り売りするような代物ではない。
「グラムロック (glam rock)は、主にイギリスで 1970年代 前半に流行した、 ロック のジャンル。 由来は、魅惑的であることを意味する英語の"glamorous"から来ている。 日本のロック・ミュージシャンや歌謡曲の歌手にも影響を与えた。 グラム・ロックの音楽家は男性でも、女性のような濃い メイク を施したり、煌びやかなイギリス貴族的な衣装を身につけた。」というようなことだそうで。
最初彼らの姿をみたとき、「ゲイ?」かと思ったくらいだけれど、マーク・ボランやデヴィット・ボーイがゲイだかどうだかは知らないけれど、どうもそういうことでもなさそうだ。

私の尊敬する松岡正剛先生は、こういう世界、つまり「かぶく」ということに大変興味を持っているとスイサツするのだが、「かぶく」とはあるところで調べると、

歌舞伎の語源は、「傾く(かぶく)」の連用形を名詞化した「かぶき」である。
「かぶく」の「かぶ」は「頭」の古称といわれ、本来の意味は「頭を傾ける」であった。
頭を傾けるような行動という意味から、かぶきは「常識外れ」や「異様な風体」を表すようになった。
さらに転じて、風体や行動が華美であることや、色めいた振る舞いなどをさすようになり、そのような身なり振る舞いをする者を「かぶき者」といい、時代の美意識を示す俗語として天正(1573~1592年)頃に流行した。
とあり言わばグラムロックも「かぶく」世界のひとつであると日本的にはとらえることも出来そうだ。
因みに正剛先生は、「歩く図書館」というほどの人であるから、当然サブカルチャーにも造詣が深く、ヤクザ、少女漫画、ゲイ文化、少年愛等々にもかなり入れ込んでいる様子で、こういう「社会が容認しにくいスタイル」に大変興味を持っているようである。

というようなムズカシイ話はやめておこう。

最初T.REXの音楽を聴いたときは、結構衝撃的ですごくロックの素朴なタッチを強調した感があって、そのノリが新鮮でもあった。
そこには小気味よいテンションがあり、妖しくもある。
マーク・ボランのギター・テクニックは稚拙ではあるけれど、カッテングのタッチが妙に心地よく響いたものだった。
で、アルバム「電気の武者」・・・ムムム・・・もっといいタイトルのつけようはなかったものかと思ったものだが、Electric warriorの訳だから仕様がない。
このなかの「ゲット・イット・オン」、「ジープスター」がいずれも大ヒットしたわけで、連日ラジオから流れるという状況であっと記憶する。
なんか期待を持たせたわりには物足りなかったかな?(いやいや、そもそも期待されてないし。)

てな具合でT.REX「ゲット・イット・オン」。






by jamal2 | 2023-01-31 07:54 | 我が青春のラジオ・デイズ | Comments(0)


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